遠くかすむ茜の悲しみ
幾度となく涙のパレットに
色をうずめて
海を目指す
やがて柔らかな色した
月は下界に降り注ぐ
心洗われる
叙情の旋律のせて
口ずさむ〜口ずさむ
削り取られるような魂
嘘も真実も静閑な地で
偽りのない自分になれる
月の曖昧な優しさ
ちらつく光の綱渡りを横目に
見守る暗黒
色のない感情
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淡い期待 麗しは
de ja vu
二人の影彷彿させる
沸き返るかつての情熱
行き場を失う
時はやがて尖った言葉に
丸みを与えて教えるだろう
遠い日を見送る
鮮やかな旋律
口ずさむ〜口ずさむ
哀しく優しい過去の清算
追いやる涙はまた光って
海までの路を照らす
旅路の果て吹きすぎる風は
振り返るなと私の背中を押す
最後の力で
愛は光を放つ
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